民話・昔話とギリシア

カムヤマトイワレヒコは兄たちと謀ってヤマトを支配しようともくろむ。ヤマトの先住者たちは果敢に抵抗し、カムヤマトイワレヒコも苦戦するが、結局、天孫のカムヤマトイワレヒコの敵ではなかった。カムヤマトイワレヒコは畝傍橿原宮の山麓で即位する。これが初代天皇である神武天皇である[22][23]。神武天皇の死後、神武天皇が日向にいたときの子であるタギシミミが反乱を起こす。カムヌナカワミミがそれを破り、皇位を継ぐ[24]。カムヌナカワミミは綏靖天皇となるが[25]、綏靖天皇以下の8代の天皇の事跡は伝わっていない。

しかし、アイオロスの子孫には、ギリシア神話で活躍する有名な人物がある。子孫はテッサリアで活躍し、イオールコスに王都を建造した。ハルモースの家系には、ミニュアースとその裔でアルゴナウタイで著名なイアーソーン、また医神として後に知られるアスクレーピオスがいる。また孫娘のテューローからは、子孫としてネーレウス(ポントスの子のネーレウス神とは別)、その子でトロイア戦争の智将として知られるピュロス王ネストールがおり、ペリアース、アドメートス、メラムプース、またアルゴス王で「テーバイ攻めの七将」の総帥であるアドラストスなどがいる。ネーレウスはピュロスの王都を建造した。アイオロスの娘婿アエトリオスの子孫の人物としては、月の女神セレーネーとの恋で知られるエンデュミオーン、カリュドーン王オイネウス、その子のメレアグロス、テューデウス兄弟がいる。メレアグロスはホメーロスでも言及されていたが(『イーリアス』)、猪退治の話は後世になって潤色され、「カリュドーンの猪狩り」として、女勇者アタランテーも含めて多数の英雄が参加した出来事となった。またメレアグロスの姉妹デーイアネイラの夫はヘーラクレースであり、二人のあいだに生まれたヒュロスはスパルテー(ラケダイモーン)王朝の祖である[82]。タンタロスは冥府のタルタロスで永劫の罰を受けて苦しんでいるが、その家系にも有名な人物がいる。彼の息子のペロプスは富貴に驕った父親によって切り刻まれ、オリュンポスの神々への料理として差し出された。この行い故にタンタロスは劫罰を受けたともされるが、別の説もある。神々はペロプスを生き返らせた。生き返って後、彼は世に稀な美少年となり、ポセイドーンが彼を愛して天界に連れて行ったともされる。

"珍しいことに、この記述には「方舟」が登場しない。 「バベルの塔」は翻訳に依る。いくつかの訳は都市に着いた人々、他はとりでを表す。""ホピ族の神話によれば、人々は創造主のソツクナングから繰り返し排除されたという。世界を破壊するのに、神は最初は火を、次には氷を使ったが、二度とも世界を作り直している間、まだ創造の掟に従っている人々を地下に隠して救った。しかし人々は三度目にも堕落して好戦的になった。そのため、ソツクナングは人々を蜘蛛女のところに導き、彼女が巨大な葦を切り落として人々を茎の空洞に避難させた。ソツクナングはそれから大洪水を起こし、人々は葦で水の上を漂った。 葦は小さな陸地にたどり着き、人々は葦から出て出発できるだけの食べ物を得た。 人々はカヌーで旅したが、それは内なる英知に導かれてのことだった。内なる英知は、頭頂にあるドアを通じてソツナングから伝えられるのである。彼らは北東に旅を続け、もう少し大きな島々を通り抜け、第四の世界にたどり着いた。 彼らが第四の世界にたどり着くと、島々は大洋の中に沈んだ。""カドー族の神話によれば、4人の怪物が力強く育って大きさが天に届くほどになった。そのとき、一人の男が中空の葦を植えるようにというお告げを聞いた。彼が実行すると、葦はとても早くにとても大きくなった。 男は、妻とすべての動物を一つがいずつ、葦に入れた。 洪水が起こり、葦の上部と怪物の頭以外は、すべてが水に飲み込まれた。 そのとき亀が怪物の足元を掘り、怪物を溺れ死なせた。 水が収まると、風が地球を乾かした。"

口承文芸は無文字時代から存在し、一般に、昔話・伝説・世間話などの民話、新語作成、新文句(新句法)、諺、謎、唱え言、童言葉、民謡、語り物などに分類される。このうち、昔話には、発端句(「むかし」を含むものが多い)と結句(「どっとはらい」など)に代表される決まり文句がある。また、固有名詞を示さず、描写も最小限度にとどめ、話の信憑性に関する責任を回避した形で語られる。時代や場所をはっきり示さず、登場人物の名前も「爺」「婆」や、出生・身体の特徴をもとにした普通名詞的である。「桃太郎」は、「桃から生まれた長男」の意味しか持たない。"伝説は、同じ昔の話であっても、一定の土地の地名や年代など、その所在や時代背景が的確に示され、登場人物も歴史上の有名な人物やその土地の何と言う人物など、好んで詳細に示そうとし、定義において昔話との大きな相違点とされる。 これらの事から、伝説には伝記風の態度と要素があるが、昔話はフィクション(創作)として語られている。しかし一部の土地では「炭焼き長者」や「子育て幽霊」などといった昔話が伝説化し、定着している例も挙げられる。"

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